
当時、私は高校生、400ccNKが全メーカーから出そろって、周りは、走り派はNKかNRSなんかのレプリカ系、ファッション要素が強い派はSTEED,SRなんかを弄ったり、お金が無いのはNSR50やTZR50なんかで、RZのようなチョット古めの車体を弄ったり、CBXやFXなどを族車っぽく弄ってるのは、私の周りにはあんまりいませんでした。私はNS-1の小僧でした。
その時、本屋でふと手に取ったClubmanの、この広告の黄色い車体と883,000円に釘付けになりました。
当時円高で、前年モデルまでは100万円超だったものが100万円以下のプライスになっていることに驚きを受けました(手が届くかもしれない・・・、と)
STEEDやCB400SFを新車で買ってちょっと弄ると、軽くこの883のプライスタグと同じ位の金額はかかるし、それでも周りとの差別化はそんなに計れません。883なら、どノーマルでも十分差別化は出来るし、なにより「ハーレー」という記号が持つハッタリ感には、若い私はヤラレてしまいました。
そこから、限定解除をし、スポーツスターを手に入れたのは大学に入ってから、'97の1200sの新車でした。
周りとはちょっと違うのに乗りたかった私は、ヤングマシンや、ミスターバイクではなく、Clubmanを読んで「エンスー」を気取り、「やっぱモーターサイクルはツインが一番。それもOHVのツインだよね」なんて、限定解除もないのに宣ってました。
当然、BMW、モトグッチ、DUCATIなんかも買う候補として本気で検討しました。1店で、BMW、モトグッチ、H-Dすべて取り扱っている店が近くにありましたから、そこにちょくちょく寄りました。R80やR100の中古も本気で検討しましたが、結局「ハーレー」という記号が持つハッタリ感には勝てず、1200sを買う事になったのです。
いまでも、スポーツスターと言えばこの広告の、「スモールタンクと右後方からのアングル」が真っ先に浮かびます。
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