sportstar

2010年10月12日火曜日

クランクケース内圧コントロールバルブ

��~3年前に話題になっていた、クランクケース内圧コントロールバルブをつけてみました。このクランクケース内圧コントロールバルブNAG SEDが販売しているものですが、単品で2万円ほどするものです。原理は、ブローバイの脈動で動くワンウェイバルブで、ブローバイを排出はするが、吸うことはできないようにすることで、クランクケースを負圧にするものとのこと。クランクケース内を負圧にすることで、ピストン下降時のポンピングロスを軽減し、それにより、燃費向上、パワーアップ、振動低減などの効果が見込めるものです。原理はコチラが詳しいです。

内圧コントロールバルブ 内圧コントロールバルブ

実はこれ、NAG SEDのものではなく、KTMの某車の純正部品でたった3,780円の部品です。"BACK-PRESSURE VALVE CPL"という品名で出ます。原理はNAG SEDの内圧コントロールバルブといっしょのもののようですので、これを使うことにしました。Sportstarのブローバイの取り出しは、エアクリーナーボックスを止めている中空のボルトからで、純正ではそのままエアクリ内に戻されています。この中空ボルトに打ち込む取り付けアダプタがNAG SEDから出ていますので、これを使用して取り付けました。

NAG SEDのブローバイ取り出しアダプタ径8mm、KTMの"BACK-PRESSURE VALVE CPL"径は約14.5mmなので接続にちょっと苦労して、写真のようにブサイクになりましたが、見えないところなのでまあよし。

バルブが上向きになるようにエアクリ内にセットして、ブローバイはBOX内に戻せるようにしておきます。やはり環境に配慮はもちろんですが、おそらくブローバイからオイルを吹くと思うので、なるべく大気開放にはしたくなかったというのが正直なところです。ノーマル状態でも中空ボルト付近はオイルでべっとりですしね。
早速エンジン始動すると、今までより若干アイドリングが高くなっています。また、バルブの動くカタカタと言う音が聞こえます。走り出すとエンジンブレーキがマイルドに、低い回転の振動が減ったのが体感できました。たった、3,780円のパーツでこれだけの効果があれば、上出来です。
この状態で300kmほど走ったエアクリボックスがこれ。
内圧コントロールバルブ 内圧コントロールバルブ
オイル吹いてるし、雨の中も走ったからか、エマルジョンも発生しています。バルブ内にもエマルジョンが発生していますので、定期的にバルブを清掃する必要がありそうです。とりあえず"BACK-PRESSURE VALVE CPL"ははずして、ブレーキクリーナーで清掃しておきました。
おそらく、朝晩の温度差+雨天走行でエマルジョンが発生していると思うので、次は、雨の日に乗らず、エマルジョンがどのくらい発生するのかを調べておきたいと思います。

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