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2014年11月8日土曜日

Freeride350 まとめ①

Freeride350についてまとめておきます。
 2013年式のまとめです。12年式も同じだと思いますが、マスターシリンダーやOEMタイヤの変更などがあった2014年式以降はまたちょっと違うと思います。


■ブレーキ
-フロントブレーキ  
タッチがふにゃふにゃというオーナー多いと思います。大きな問題は2点あって、マスターシリンダーのエア噛みと、ローターです。  

マスターシリンダーはエア噛みしやすく、またエアが非常に抜けにくい。マスター側から抜かないと完全に抜けにくいのですが、これがまた独特で、リザーブタンク底にあるブリーダーを解放してここから抜かないといけません。レバーをにぎにぎするんじゃなくて、小さく早いストロークでちょんちょんちょん、とやると抜けやすいと思います。レバーを大きくストロークさせると、逆にエアを吸っちゃいます。この方法でないと、キャリパー側からバキュームで吸っても、キャリパー側からフルードを注入しても、どうも抜けきらないみたいです。  


ラジアルマウントキャリパーに、遊びのないソリッドローターじゃ、フロントきつくあてたときとかに、一時的にキャリパーが開いちゃうのも原因としてあります。パワーパーツの85SX用('14~)のフローティングローターに交換すると少しましになります。 カタログにはFreeride350のローター径220mmとなってますが、260mmありますから問題なくポン付けです。誤植ですね。ただしスピードセンサー用のマグネットがなくなりますのでスピードメータが作動しなくなりますが。 あと、熱的に厳しいみたいで、少しの使用でもフルードが真っ黒になりますので、こまめにフルード取り替えましょう。


 -リアブレーキ  こちらもエアが抜けずらいですが、これはホースの取り回しのせいなので、手作業では難しいですが、バキュームで吸ったり、キャリパー側から押し出せば抜けます。 フロント、リアとも、ブレーキパットはなぜか異様に持ちます。


■タイヤ
D803はさっさと違う何かに交換しちゃうのがいいでしょうね。 公道使用には全く向いてないし、ダートでの使用もチューブで履くと性能出し切れないみたいです。 公道派はリアはツーリストがいいんじゃないでしょうか?ダート派は、リアはMXタイヤでもEDタイヤでもなんでもいいですよ。 


■クラッチ
クラッチも切りきれないという人も多いと思います。いろいろ見てみましたが、原因は、マスターシリンダー、ディスクプレート、使用オイルにあると思います。

マスターシリンダーのエアが抜けきらないのは、フロントブレーキといっしょ。エアの抜き方もフロントマスターシリンダーと一緒です。 ディスクプレートは、平行度を上げて組むしかない。そのまえにダイアフラムスプリングを抑えるリテーナー部分の平行度はお手軽に見られるので、クラッチカバー開けて点検してみては?


オイルは盲点だったのですが、MOTUL300Vのしっかりとした油膜は、クラッチを切れにくくするみたいです。ディーラーに整備に出した際違うオイルに変わったのですが、クラッチの引きずりがましになってるのに気づきました。次に300Vに取り替えるとまた引きずり気味に、次に指定MOTOREXに変えるとまた引きずりがましになりました。クラッチの切れという観点からは、メーカー指定のMOTOREXにしておくのが無難かもしれません。



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