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2015年8月12日水曜日

FREERIDE350と250Rの違い

FREERIDE350を手放した今でも、よく「どうですか?」と聞かれますのでまとめとか。250Rもお借りして乗った経験も豊富なので350と250Rの差とかも一緒に。



さて、350はそろそろ初期のものがもうすぐ車検を迎えて、または車検を過ぎてるとおもいます。光量が絶対的に足りてないのでそれをなんとかしないと車検通らないので、それはなんとかしてくださいね。初期350が車検 2年付き (車検渡し)でそこそこの値段で流通しだしてると思いますけど、あんまりお勧めできません。それは、初期のFomula製マスターシリンダーがはっきり言えばクソだからです。ブレーキはふにゃにゃ、クラッチは切れないというトラブルを常に抱えることになります。350買うなら新車か、少なくともマスターシリンダーの変更をうけてるMY2014以降にしてください。燃料ポンプ関連のトラブルはこれはもう運でしかないのでお祈りするしかないのですが、少なくともOPで燃料タンク入り口のソックスみたいなフィルターをつけることと、燃料ラインの小指の先より小さいフィルターこまめに取り替えること、バッテリーは高品質なものを常に満充電で保ってください。
マスターシリンダー問題、ブレーキ問題、始動性問題は、過去のエントリーでも見てください。

250Rは初期の2014モデルから改良型マスターシリンダーなので、この点は大丈夫ですがエンジン始動問題がありますので、安心を追うなら2015モデルの方がいいですね。あるいはベンディックス周りをごっそりと’15に入れ替えてください。

どちらもエンジン始動性問題を抱えてますが350と250Rの原因は別です。が、それに至った場合、最悪下り坂や押しがけででも始動可能なのが250R。350はそれに至ってしまったら現場ではもうどうしようもありません(予備の燃料ポンプ、インジェクター、バッテリー等あれば別ですが)。それぞれの原因については端折りますが、250Rは強く早くクランクを回せば解決しますが、350はFI関連の機械的電気的トラブルなのでどうしようもないのです。

で、乗り味ですが、これに乗ればPVのような走りができるというのは当然ながら幻想です笑。走破力はありますが、少なくとも一般人にはツーリスト履いたセローでいけないところがFREERIDEならいけるということはまずありません。正確に言うと、(軽いから)行ってみようと思える場所が増える、です。自信を持って行ける、あるいは行ってみようと思えるというのはことの外重要で、なので結果的には行けるところが増えることにはなります。
350は全域フラット、250Rは排気デバイスないとはいえ開ければそれなりに来ます。やさしいのは350、面白いのは250Rと言ったところでしょうか。350は極低速であっさりエンストします。この点では250Rの方が柔軟でしょう。結局、どっちが有利というのはないので好きな方をというしかありませんが、よく聞かれるのは自走と車検を考えこの観点で250Rの方がどう?(いいのでは?)いう点です。

フロントスプロケを2丁増せば(13-49)、どっちもかなりいけます。これで6速3桁速度可能ですし、70km/h巡行も可能です。お尻の痛みはもう耐えるか慣れるしかないのですが、意外とバカにならないのが振動。実は250Rの方が細かい振動が多く、長時間のライドで振動が原因で疲れるのは250Rの方です。でも、セクショントライのような乗り方するなら、スプロケは純正の方がいいですね(11-49)。むしろ後ろスプロケをもっと大きくしたいぐらいです。満タン航続距離は350の方が長く250Rは混合ガス作成の問題もありますのでこの点では350の方が有利ですね。完全自走なら350でしょうが、でも混合ガスを2Lほど作って携行缶を背負って山に入れば問題になりませんので、トランポありならどっちでもいいと思います。

250Rと350の重さと最低地上高の差。これはもう実際は誤差レベル。セローとFREERIDEとの差を考えれば、言われなければわからないレベル。この差で行けるところが増えたり減ったりすることは実際はないです。

メンテで言えば、車体は一緒なので、350はエンジンオイルの定期交換か250Rは混合ガスを毎回作るかの差。あるいは350は数年に1回大掛かりなヘッドOHするか250Rはそれより短いサイクルでピストンかピストンリングの交換をするかの差。燃調はFIの350の方がラク。250Rはキャブ触るのにタンク外す必要あるので面倒です。タンクを外すのはタンクを貫通しているエアクリナーのせいでなかなかに大変です。

ということで、エンジンがお好みの方を、それ以外の差はエンジンの違いからくる乗り味の差以上には有意ではない、というのが結論ですがそれだとアレなので、運用面での条件という観点からもう少し分類すると、

・350の'12、'13と250Rの'14はオススメできない

・トランポありなら、完全にエンジンのお好みで
・トランポなしの自走なら
 ┗走る距離ながいなら350
 ┗走る距離みじかいならどちらでも

・エンジン始動性問題が発生したら
 ┗サイアク押しがけや下り坂で始動可能なのが250R
 ┗現場ではどうしようもないのが350

・メンテの観点から
 ┗毎回の混合作るの面倒、気温の差でキャブいじるのが面倒なら350
 ┗そうでないならお好みで

・カタログスペックの差
 重さ、最低地上高の差は言われなければわからないレベルなので有意な差ではない

といったところでしょうか?このようにどっちも一長一短ですが、エンジンの乗り味の差(2stと4st)からくる差よりは大きくないのです。だからお好みでしか言えないのです。

2015年2月26日木曜日

Freeride350 ヤフオクに出品

車検残1年のこのタイミングで売却することにしました。

もう一年乗るには、Fディスクローター、チェーン、スプロケ、チェーンスライダーを始め、ごっそりと消耗品を交換しないといけないし、お金をかけて1年後車検が切れると、その時点でリセールもどんと下がりそうなので、いいタイミングと考えました。また、エンジン始動性も一応の解決はみてますが、どうも信頼性がイマイチですからね。

ヤフオクでは中国人がずっと競ってくれて、思いのほか高値で売ることができました。新車の2/3くらいの価格でしたね。 引き渡し時に聞いた話では、なんでも中国にもっていくそうでもう買い手はついているそうです。そうと言ってくれれば、登録抹消渡しも出来たのに。 ということで、少し心配でしたが、預かり金をうけとって、登録残ったまま引き渡し。後日先方が無事登録抹消してくれました。まあ、きちんと手続きしないで正規にに輸出できないと困るのは向こうだしね。 

ということで、これを軍資金に次のマシンをと考えてますが、ちょっとタイミング外し出物は縁がなく、グズグズしてるうちにYZ250FXの受注期間も終了。 こうなったら、急いて買う必要もないのでしばらくはCRF125Fで頑張りながらいい縁を待つとするか。 次は始動性が良いのがいいな。 BETA X trainerも気になりますしね。

2015年2月12日木曜日

XLCR風のユーザー車検

今回もユーザー車検で。 練馬で予約を取ろうと思ったら、期限内で一つも空き枠がなく鮫洲へ。 タイヤは交換してあるので、残るは、現地で光軸を調整する必要があるときに面倒なのでビキニカウルをはずす、サイレンサーを'02の883Rのものに替えて、壊れていたフロントのブレーキスイッチを新品交換して準備は終了。
で、例によって音量検査自体パスされ、光軸以外は問題なく終了。 光軸は2回落ちて、結局テスター屋で調整してもらって通過。

2015年1月17日土曜日

XLCR風883そろそろ車検

XLCR風883は2月には車検。そろそろ準備を始めないと。 まず、溝のないフロントタイヤを交換しました。 なんでコマンダー2にしたかというと、安かったから(笑) そして、ちょっとこ綺麗に磨き込んだ。 あとは、フロントブレーキスイッチの交換と光軸みて、サイレンサーを883R純正に取り替えればOKと思う。

CRF125Fのクランクケース減圧

上が回らないこのエンジン、CRF100FのキャブがPD22に対して、CRF125FはPD20。ということでビックキャブ化しようかとも思ったが、このカムプロフィールみてやめた。オーバーラップゼロって。キャブ大きくしても、絶対高回転まで回らん。


とはいえ、ちょっとだけあがいてみた。例によってクランク減圧。手持ちのレデューサーシングルリードです。
効果は、期待した高回転域より、むしろ低回転域の柔軟性がました。ますますエンストしにくいエンジンになりました。